発展が期待されるがんゲノム医療のこと メリット・デメリット知っておいて損はないかも
こんにちは。
ほしぞらくんのブログです。
先日の日本癌学会市民公開講座で「がんゲノム医療」について学びました。
ここでは次の5つの内容をご紹介します。
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がんゲノム医療とは
がんゲノム医療の対象・効果は?
がんゲノム医療を受けたい時はどこに相談したらいい?
注意すること
もっと詳しく知りたい時にお勧めのサイト
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がんゲノム医療とは
主にがんの組織を用いて、多数の遺伝子を同時に調べ(がん遺伝子パネル検査)遺伝子変異を明らかにすることにより、一人一人の体質や病状に合わせて治療などを行う医療。
がんゲノム医療について知っておきたいポイント
①がんゲノム医療の対象
臨床試験や治験に登録可能で抗がん剤治療を受けることができる十分な体力があり、
主要臓器が保たれている人。
標準治療のない患者にのみ適応が限られている。
⇒国立がん研究センターでUPFRONT試験が実施中であり、今後はもう少し早い段階で検査提出の可能性がある。
②治験薬の情報とアクセスは施設により異なる。
適応外使用時の経済的な負担の問題。安全性の担保が十分でない。
③遺伝子異常に合った治療薬投与が可能なのは全体の15%程度であり、
その中で効果が得られるものは全体の5%程度。
④今後、リキッド・バイオプシー型パネルや、がん種ごとのパネル、搭載する遺伝子を適宜選択するカスタマイズ型パネルなど急速に開発が進むと思われる。
⑤患者、患者家族、市民に、現状のがんゲノム医療に関する正しい情報を、その限界も含めてタイムリーに伝達することが重要である。
2020年10月3日 日本癌学会市民公開講座より
💟講座を受講して
”がんゲノム医療”は
今のところ
限られた対象者にのみ行われている。
効く確率も今のところ高いとは言えない。(しかし著効した例もある)
今後
研究が進むと、急速に発展していく可能性がある。
検査も楽に受けられて、その人個人個人に応じた薬の選択ができるようになる可能性のある分野かもしれない。
そのように感じました。
がんゲノム医療を受けたい時はどこに相談したらいい?
①主治医に相談しましょう。
今受けるメリット・デメリットも主治医と相談
②がん相談支援センターでも相談できます。
がんの相談窓口「がん相談支援センター」:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]
*インターネットなどで得る情報は大切ですが一般論です。「自分の場合はどうなの?」ということについては、主治医に相談することが大切!
注意すること!
インターネットには信頼できる情報もある一方で、効果が科学的に証明されていない自由診療で行われる治療に関する情報もあるので、慎重な確認が必要!
講座の中で、先生は
「がんゲノム医療は数年でどんどん発展していく」とおっしゃられていました。
医療の発展応援したいです。
\(^o^)/
がんゲノム医療についてもっと詳しく知りたい方へ
①国立がん研究センターがん情報サービス
②日本癌学会市民公開講座
上記セミナー動画を1カ月後くらいには配信してくださるそうです。
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