hoshizorakunのブログ

がん患者さんとご家族の方の小さな保健室

乳がんの再発・死亡リスクを下げたい方は○○を多くした方がいい。

今週のお題「運動不足」

 

乳がんの再発転移リスクを少しでも下げたい方へ

”運動”しましょう!

乳がんと診断された後に適度な運動を行う女性は,行わない女性に比べて乳がん再発や死亡のリスクが低くなることは,ほぼ確実です。また,診断後の適度な運動は,QOL(生活の質)にも好影響を及ぼすことが明らかです。乳がんと診断された後は,無理のない範囲で運動を心がけるのがよいでしょう。

日本乳がん学会 患者さんのための乳がん診療ガイドラインより抜粋

 

💛💙🧡

注意したいのは、

人は値段の高いのモノやコトの方が”効果がある”と錯覚しやすい

 

もし

運動が100万円で

Aというサプリが2000円だったら

どちらが効くとおもいますか?

 

もしAというサプリが100万円で

運動が200円だったら

どちらが効くと思いますか?

 

錯覚に惑わされないで、

🧡💚💙

 

みなさんには、

 

💗運動 おすすめしたいです。

 

運動する前に治療中の方は主治医の先生に確認しましょう。

治療内容により運動できない時期もあります。

 

 

退院したばかりの方へ、

退院後の体力トレーニング 港区がん在宅支援センターういケアみなとさんによる

専門の理学療法士さんの動画 すごく参考になります。

www.minato-hpccsc.jphttps://www.minato-hpccsc.jp/douga

 

*サプリを否定するわけではありません。

 

運動はおススメ💕

 

 

 

運動が”乳がん発症リスク”減少させる。 乳がんは女性9人に1人

今週のお題「運動不足」

 

 

乳がん

今は女性の9人に1人が乳がんにかかる時代。

予防できる方法はあるの?

 

 

閉経女性では

運動乳がん発症リスクを減少させることはほぼ確実

 ↓

日本乳がん学会「乳がん診療ガイドライン」より

jbcs.gr.jp

 

運動不足の女性にとって

 

まずは”10分多く歩く”から

または

ラジオ体操第1・第2 から 運動スタート!

 

・・・乳がんリスクが減る=健康・命・家族・医療費・仕事

メリットはとてつもなく大きい

\(^o^)/

 

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運動不足で骨が弱くならないかと心配な方におすすめ 〇〇〇〇〇体操♪

今週のお題「運動不足」

 

超簡単 骨の健康におススメの運動

 

フラミンゴ体操! コツ粗しょう症の予防にも

 

眼を開けて片足立ち 

 

昭和大学の坂本先生が提唱された方法です。

 

行い方

 

片足で立ちます・・・・それだけ

 

右足立ちで1分間 + 左足立ちで1分間

朝昼晩行います。

 

骨粗しょう症のために骨に刺激を与える」という観点からは

1分間片足立ちで53分間のウォーキングと同じ効果があるそうです。

 

骨は”重さの負荷で強くなる”という性質があります。

骨の強さを維持するために

片足立ち 

今日からはじめてみませんか。

\(^o^)/

 

余談ですが、

走り幅跳びの選手は踏み切る方の足の骨密度が高いそうです。

ふみきりで”ダン!”と体重をかけて刺激を与えると、

”骨”さんは

「もっと強くならなくちゃ!」

と思って骨密度が高くなる

 

そんなイメージが良いかも 💕

 

*片足立ちによる転倒に注意!

 眼は開けたままでOK 何かにつかまっていてもOKです。

 

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発展が期待されるがんゲノム医療のこと メリット・デメリット知っておいて損はないかも

こんにちは。

ほしぞらくんのブログです。

 

先日の日本癌学会市民公開講座で「がんゲノム医療」について学びました。

ここでは次の5つの内容をご紹介します。

 

🟠🟡🟢🟣

 

がんゲノム医療とは

がんゲノム医療の対象・効果は?

がんゲノム医療を受けたい時はどこに相談したらいい?

注意すること

もっと詳しく知りたい時にお勧めのサイト

 

🟠🟡🟢🟣

 

 

がんゲノム医療とは

主にがんの組織を用いて、多数の遺伝子を同時に調べ(がん遺伝子パネル検査)遺伝子変異を明らかにすることにより、一人一人の体質や病状に合わせて治療などを行う医療。

 

がんゲノム医療について知っておきたいポイント

①がんゲノム医療の対象

臨床試験や治験に登録可能で抗がん剤治療を受けることができる十分な体力があり、

主要臓器が保たれている人。

標準治療のない患者にのみ適応が限られている。

 ⇒国立がん研究センターでUPFRONT試験が実施中であり、今後はもう少し早い段階で検査提出の可能性がある。

 

②治験薬の情報とアクセスは施設により異なる。

適応外使用時の経済的な負担の問題。安全性の担保が十分でない。

 

遺伝子異常に合った治療薬投与が可能なのは全体の15%程度であり、

その中で効果が得られるものは全体の5%程度。

 

④今後、リキッド・バイオプシー型パネルや、がん種ごとのパネル、搭載する遺伝子を適宜選択するカスタマイズ型パネルなど急速に開発が進むと思われる

 

⑤患者、患者家族、市民に、現状のがんゲノム医療に関する正しい情報を、その限界も含めてタイムリーに伝達することが重要である。

 

2020年10月3日 日本癌学会市民公開講座より

 

💟講座を受講して

”がんゲノム医療”は

今のところ

限られた対象者にのみ行われている。

効く確率も今のところ高いとは言えない。(しかし著効した例もある)

今後

研究が進むと、急速に発展していく可能性がある。

検査も楽に受けられて、その人個人個人に応じた薬の選択ができるようになる可能性のある分野かもしれない。

そのように感じました。

 

がんゲノム医療を受けたい時はどこに相談したらいい?

①主治医に相談しましょう。

  今受けるメリット・デメリットも主治医と相談

②がん相談支援センターでも相談できます。

がんの相談窓口「がん相談支援センター」:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]

 

*インターネットなどで得る情報は大切ですが一般論です。「自分の場合はどうなの?」ということについては、主治医に相談することが大切!

 

注意すること!

インターネットには信頼できる情報もある一方で、効果が科学的に証明されていない自由診療で行われる治療に関する情報もあるので、慎重な確認が必要!

 

講座の中で、先生は

「がんゲノム医療は数年でどんどん発展していく」とおっしゃられていました。

医療の発展応援したいです。

\(^o^)/

 

 

がんゲノム医療についてもっと詳しく知りたい方へ

 

国立がん研究センターがん情報サービス

ganjoho.jp

 

②日本癌学会市民公開講座

上記セミナー動画を1カ月後くらいには配信してくださるそうです。

 ↓

www.jca.gr.jp

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がん患者のインフルエンザ予防接種 今年はどうする?

こんにちは。

ほしぞらくんのブログです。

 

がん患者の方もインフルエンザの予防接種を検討することが勧められます。

 

ただし、治療内容によっては摂取時期を配慮した方が良いということなので、

 

現在治療中の方は早めに主治医の先生に相談しましょう。

先生に相談が難しかったら、看護師さんに聞いてみるのもおすすめです。

 

💙参考になるサイト

 

国立がん研究センター がん情報サービス

がん患者さんのためのインフルエンザQ&A

 

ganjoho.jp

 

厚生労働省

インフルエンザワクチン接種時期について

www.mhlw.go.jp

 

インフルエンザ予防接種は10月1日から始まっています。

 

65歳以上の方が優先のようですが、

予防接種の予約はすでに始まっている医療機関もあるので

必要な方は相談・予約を💗

 

 

運動不足

今週のお題「運動不足」

 

運動不足解消に

朝6時から軽いジョギングを始めました。2週間め!

\(^o^)/

 

出会い

 

犬の散歩のおばさん・おじさんたち

 

健康ウォーキングのシニア

 

運動部の高校生は「おはようございます」と声をかけてくれます。

 

6時半には公園でシニアのラジオ体操に後ろからまざって参加

 

爽やかな空気 虫の声

 

朝露

 

サギ

 

蓮池の花が開く様子

 

彼岸花

 

朝日のあたたかさ

 

身体のすみずみまで血液が流れている実感

 

膝が痛くなりそうな 

もうトシだね~

急遽ジョギングシューズを用意(笑)

 

半分走って 半分歩いて

 

ゆるゆる運動

 

\(^o^)/

 

はまりそうです。

 

 

 

 

がん治療は進化している。日本癌学会市民公開講座の情報

こんにちは。

ほしぞらくんのブログです。

 

昨日、日本癌学会市民公開講座を受講しました。

 

 

「がん治療は進化している」

あらためて実感!

 

 

「標準治療」が現在の最高の治療。

それは変わりませんが、

 

「標準治療」の幅が広がることを目指して

たくさんの様々な研究や臨床試験が進んでいる現状。

 

今、厳しい状態でも 今後さらにいい治療法がでてくるかもしれない。

そのように感じました。

 

 

 

💚まだ標準治療になってはいませんが期待される医学の進歩では、

 

たとえば乳がん

今まではがんのタイプによってグループ分けして薬を選択していましたが

これからは遺伝学的検査によりグループ分けではなく

個人のがんに有効な薬剤を選択できる方向に医学がすすみつつある。

 

 

 

たとえば胃がん食道がん膵臓がん

コンバージョン手術=転移により手術不能だった方に、抗がん剤治療でがんを小さくして手術可能にする

今まででは期待できなかった長期生存やありえなかった治癒が得られるようになる場合も。

 

《参考》がん研有明病院のサイトにコンバージョン手術のことが詳しく書かれていました。

 ↓

www.jfcr.or.jp

 

 

 

💚今後1か月ぐらいしたら日本癌治療学会ホームページに

この公開講座の動画情報をアップしてくださるそうです。

関心のある方はぜひご覧ください

  ↓

http://www.jca.gr.jp/index.html

 

 

 

 

学会の先生は最後のコメントで

”進行再発乳がんでも治るよ”を目指してがんばっていきたいとおっしゃられました。

 

日本癌学会の方々は、がん治療に関する市民の理解も大切とおっしゃていました。

 

医学の進歩を応援したい気持ちが強くなりました。

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